膝の痛みの原因は?大半が「変形性膝関節症」によるもの

膝が痛む原因はさまざまですが、その多くが「変形性膝関節症」によるものです。そもそも膝関節には常に体重の負担がかかるため、関節内には関節軟骨や半月板があり、その負担をうまく受け止めるクッションの役目をしています。しかし、年齢とともにその弾力性が低下し、すり減りや損傷が生じると、変形性膝関節症が起こります。年齢が高くなると膝が痛む人が増え、男性よりも女性に多く見られます。

初期には、立ち上がりや歩き始めなどに膝がこわばり、動かしにくく感じます。これは、関節軟骨のすり減りなどによって膝関節内側の滑膜が刺激され炎症を起こすため。動き始めに痛も現れるようになりますが、休むと痛みは治まります。

関節軟骨のすり減りが進み、中期になると、歩行時にも痛むようになり、階段の上り下り(とくに下りるとき)や正座がつらくなります。関節内に関節液が増える(いわゆる「膝に水がたまる」状態)、体重が膝の内側にかかりの脚気味になる、さらに骨棘(棘状の骨)ができて骨の変形が起こることがあり、痛みが強くなります。

末期になると、関節軟骨や半月板がほとんどなくなり、骨同士が直接接触して強い痛みが起こり、膝を伸ばすことができない、歩くのが困難、じっとしていても痛むなどで、生活に大き な支障を来すようになります。

膝が痛む原因には、変形性膝関節症のほか、免疫の異常で起こる「関節リウマチ」、関節内に結晶がたまる「偽痛風」、細菌感染による「化膿性関節炎」などもあり、整形外科を受診し、 原因を確かめることが大事です。